夢織工房では、4種の福祉サービス事業を行う居宅介護事業所「小さな輪」を運営しております。私たちは、この活動によって障がい児、障がい者の自立生活を支援し、保護者の方々の負担が少しでも軽くなりますよう願っております。
【居宅介護事業所「小さな輪」の概要】
事務局営業時間:9時から18時
運営体制:管理者・苦情処理責任者 小林美幸
サービス提供責任者 小林修 江尻仁美
障がい児、障がい者の在宅支援を行います。介助者が利用者様のお宅に伺い、身体および生活全般の支援をする障害者総合支援法によるサービス事業です。
障がい児、障がい者の外出の為の支援を行います。移動支援従事者と共に外出し、移動、乗車、外出中の生活全般の支援をする市区町村地域生活支援事業です。
視覚障がいをお持ちの方に、移動に必要な情報の提供、移動の援護、その他外出時に必要な介助を同行援護従事者が行う障害者総合支援法によるサービス事業です。
夢織工房が提供する障がい児の為のフリースペースです。
トピック
正職員1号誕生!
特定非営利活動法人夢織工房では、令和3年度4月1日付けで、居宅介護事業所「小さな輪」の有期雇用職員小林弥生を、夢織工房直轄の正職員とする事と致しました。これまでの「小さな輪」のコーディネーター的職務に加え、4年度開設予定の放課後等デイサービスの研究・申請事務、法人あるいは事業所のICT推進業務、広報など、多岐にわたっての活躍を期待しています。
また、4年度の研修として、リーダー研修、OJT研修、「小さな輪」と合同でのICT研修、接遇、マナー研修、多事例研究などを、 zoomまたは少人数で開催する予定です。
小さな輪の活動事例
夢織工房の小さな輪の活動事例として移動支援サービスの実際をご紹介します。他のサービスもヘルパーが利用者様のご希望に合わせた支援を一緒に考えて、誠心誠意サービスを行なっています。
ここではヘルパーの江尻さんにご登場いただき、ヘルパーの目線から仕事の内容を語ってもらいました。ヘルパーがどのように利用者さまと関わっているかを具体的な事例とともにご紹介します。
ある日の活動の模様から
[ 前日夜 ]
前月末に決めた「介助スケジュール」を確認し、明日行く場所と時間を確認。
[ 7:55分 ]
利用者のお宅の前まで伺う。お母さんと挨拶し、利用者本人はお母さんとお別れして出発。
[ 8:15分 ]
大きな道路から路地に入り小学校の校舎脇でお気に入りの樹木とポーズ。
-お尋ねします-
ヘルパーを始めたきっかけは?
私は下町の育ちで、小さい頃から近所のおじいちゃんおばあちゃんたちによく世話をしてもらいました。路地のお掃除なんかもしてくれていたその方たちがどんどん大変そうになっていき、世代の移り変わりを実感した時、自分がお世話をする番なのかなと思うようになりました。
そんな折、視覚障害の知り合いのお世話をする必要があったことなどもあり、自然と介護を仕事としてやってみようという気持ちになりました。それから介護の資格をとり、その後みなさんとの関わりの中で他の支援サービスの資格(知的障害者移動支援従事者、障害者(児)居宅介護従業者、同行援護従業者etc..)も取るようになりました。
さまざまな障がいのお子さん(利用者さん)がいて、その程度もバラバラです。まず本人とのコミュニケーションが大事で、おとなしい子なのか、よく喋る子なのかなど、関わり方を変えていく必要もあります。
意思の通じない子の場合、ただ歩くだけになってしまいそうなのですが、体の触る位置を変えることで、気持ちを通じあわせたり、心を通わせたりできる気がします。
結局これと言った形があるわけではなく、いつも考えをめぐらせ、工夫をこらしながら寄り添っていく仕事だと思います。そしてそんな時に資格取得時に学んだことが自信になっていますし、振り返る点だと思っています。
ヘルパーの仕事で気を付けていること
例えば私が気づかなかったことに踏切りで線路が滑るというのがありました。目の見えない子のケースでしたが、自分が一人のときは自然とそういう部分を避けていたのだと気付かされました。そうして見ていくと、ちょっとした段差、隙間など気をつけるべきところが分かるようになります。
そういう経験が自然と振る舞いに出てくるようになるのが理想だと思っています。そして、こっちが焦っているのは利用者にすぐに伝わってしまいます。どんなときも慌てずにいること、そしてそうなれるように普段から準備しておくことが大事だと思っています。
[ 8:24分 ]
目的地に到着。
[ 8:29分 ]
お母さんと本部にメールで報告。
活動の一例を紹介しました。夢織工房ではサービスプランを一緒に考えて作っていきます。どんなことでも御相談ください。
夢織工房:03-3821-4183